残念ながら漫画ではだめなのだ

新人ちゃんたちとの格闘にやや疲れが見え始めてきた橋立でございます。
 
最初に体系だった研修体制を用意できてなくて、行き当たりばったり教えてしまったのは、たしかにこちらの責任なんだけど、なんていうか、想定もしていなかった問題がいっぱい出てきて、日々消耗していってる感じ。
 
とにかく、言葉を知らない、話し方を知らない、基本的な敬語が使えない、コミュニケーションをとろうという意思が希薄…。すみません、愚痴です。
 
自体を打開しようと、イラスト中心のビジネスマナー本をすぐに手に取れるところにおいてみたり、雑記帳(部室ノートとかそういうノリで)をおいてみたり、試行錯誤はしているのですが…。ビジネスマナー本は結局私しか読み込んでない(言えば一応手にとってはみるものの、すぐにやめちゃう)し、雑記帳も自分の興味のあることは書くものの、ほかの人が書いたことに対して球を投げ返せていないし。
 
一応、仕事の空き時間にはビジネス本を読んだり、何かが遅れるときには必ず、約束の時間前に連絡を入れたり(ていうか、それがあたりまえなんですけど)、お手本になるように気をつけてるつもりなんだけど。やっぱり、どうしてもこっちが上から「教育する」という意識になっちゃうからだめなのかなあ。
  
ほんとは、何でもよいから本を読んで欲しいです。別に啓蒙書とかじゃなくてもいい、娯楽小説で十分。どんな文章でも地の文があれば、それだけで言葉の使い方はバリエーションが増えるだろうと思うのです。残念ながら、そういう意味で、主として絵と会話だけで物語が進んでしまう漫画ではどうにもならないんだよなあ。まあ、それでも、本を手にとってもらう下地としてまずは漫画とかイラストエッセイとか、軽ーいものをちょっとずつまわしたりしてるんですけどね。われながら気の遠くなる道のりだなあと思います。
 
もともと、私自身は楽しみのための本しか読まない主義だったので、読むのは推理小説か時代小説、あとはエッセイとかぐらいだったんですけど、新人教育をどうやってやっていったらいいか考えるために、いわゆるビジネス本・自己啓発本にも最近は手を出し始めてます。
それはそれで、面白いと思って読めるだけの素地が自分の中にできてたことに感謝しつつ、もう少しがんばっていくしかないですね。
 
ああ、でもどなたかいい新人教育のノウハウがあったら教えてください。もっと指導者としてのスキルをアップしなくちゃいけないのですよ。しかも早急に。