上司は思いつきで物を言う

思いつきで物事を口にする人が苦手です。
 
基本的に生真面目で、あんまり融通が利くほうじゃないので、
決まった内容のことを如何に効率よくこなしていくか、ということを考えるのは得意でも、
朝令暮改な指示に臨機応変な対応をとるのが苦手なのです。
 
しかも、半端に完璧主義なので、いったん考え出すと、とことん突き詰めて袋小路に迷い込むまで突き進むしか能がないので、ようやく考えがまとまったころに、「やっぱりあれはなし」とか言われると、内心いらいら。
 
なんでこんなことを言ってるかといえば、
自分自身の異動の話とともに、まだ未決定の後輩社員の人事異動の話があって、
前回話したときは「決定」したこととして語られてたのに、いつの間にか、ぎりぎりになってから考える話にすりかわってたからなのです。
 
ただでさえ、自分が抜けたあと、仕事の分配をどうするか考えて、対策打っておかないと、とあせっているのに、後輩社員のことがどうなるか未知数とあると半分パニック。
オープニングスタッフなので自分の仕事や立場も全然見えてきていないし(あらかじめいろいろ考えて覚悟を決めておきたいのに)、その上、私以上に新しい仕事になれるのに時間がかかる後輩社員ちゃんの行く末が見えないとなると、もうだめ。思考ストップです。
しかも、なかなか社内でオープンにならないから、引継ぎもままならないし。
 
経営者の素質として、朝令暮改ができること(いいと思ったら、あるいは悪いと思ったら、一度発表したことでも撤回してよりよくしようという素質)は重要だと思うけど、正直ちょっとしんどいです。
 
部下は見えないところで悲鳴を上げるのだ。